概要
救急医療情報システムは、医療機関における様々な情報を市民・救急隊員などに提供するシステムです。このシステムは「医療機能情報システム」、「救急医療情報システム」のシステムから構成されます。主に都道府県ごとに整備され、平常時や災害時を問わず様々なシーンで地域医療を支えるシステムです。
医療機能情報システム
概要
- 厚生労働省「医療機能公表制度」に準じた情報提供システムです。
特徴
- 医療機関等(病院、診療所、歯科診療所、助産所、薬局)の最新情報をインターネットを通じ報告できます。
- 都道府県庁は報告内容を審査、公開することができます。
- 都道府県民は情報公表サイトで医療機関や薬局をさまざまな条件で検索できます。
救急医療情報システム
概要
- 救急隊員が、昼夜を問わず傷病者を現場から医療機関へ搬送するのを支援するシステムです。
特徴
- 医療機関が、疾患別や診療科目別に、救急搬送の受入が可能かどうかを入力します。また、ベッドや医療設備の空き状況もあわせて入力します。
- 医療機関は、夜間・休日における宿日直医情報を登録・参照できます。
- 救急隊員は、傷病者を搬送した結果を登録します。この情報を共有することにより、搬送先選定を円滑に運用することができます。
主な機能
医療機能情報システム
- 情報申請システム
- 情報審査システム
- 住民向け医療機関、薬局検索システム(インターネット、スマホ、電話自動応答)
救急医療情報システム
- 救急応需システム
- 宿日直情報システム
- 休日当番医療情報システム
- 周産期応需情報システム
広域災害救急医療情報
システム
- 厚生労働省EMISシステム連携
共通
- 一斉通報システム(メール、FAX、電話自動応答)